慰謝料と物的損害

交通事故の損害請求の中でも、知名度が高いのが慰謝料でしょう。交通事故によって、被ってしまった損害のうち、精神的・肉体的苦痛ということに対して支払われます。扱いが難しい部分も出てくるため、弁護士の力が発揮される部分のひとつです。入通院慰謝料や後遺障害慰謝料、死亡慰謝料に分けることができます。実際の損害賠償請求の中でも中心的なものになってくるでしょう。

慰謝料いろいろと基準が決められていますが、等級などがどこに位置するのかということが論点になってくることも出てきます。非常に難しい部分があるともいえるでしょう。死亡慰謝料だけは、本人が死亡しているため、請求権のある相続人に支払われることになります。

最後に出てくるのが、物的損害です。自動車などのものが壊れる損害のことで、わかりやすい部分といえます。車の修理費が大きくなりますが、見積もりや請求書で請求することになるため、必ず取っておかなければいけません。経済的全損や買い替え差額といったわかりにくい考え方も出てきます。相手の出方などによっては、しっかりと保証されていかないことも出てきますので、細部にわたるまで明確に交渉できる弁護士の腕が必要となるといえるでしょう。

積極損害と消極損害

交通事故で被害者側が請求できるものとして、いろいろなかたちがありますが、物損事故では慰謝料の請求はできません。壊れたものしか補償されないということです。物損事故であっても、人がけがをしているという時には、人身事故に切り替えなければいけません。

損害賠償請求損害賠償請求としては、4つのかたちに分けることができますが、その中でも重要になってくるのが積極損害と消極損害です。積極損害は、交通事故ということによって、直接的に問題となったことを指します。治療費がその最たるものですが、交通事故ということによって怪我をしたため発生した損害です。通院交通費ということもありますし、亡くなってしまわれたときには葬祭費用ということも含まれることになるでしょう。少し観点が異なりますが、車いすを購入しなければならないということが起きれば、これも積極損害です。

消極損害は、交通事故に遭うことがなかった場合には、その利益を得られたというものを指しています。交通事故に遭い、仕事を休むことになった場合、その分の給料を手にすることができないでしょう。これは間接的な損害であり、消極損害ということになります。休業損害のほかにも、交通事故で後遺障害になってしまい、働くことができずに収入が減少してしまった物もさします。これを遺失利益と呼びますが、計算も細かくなっていくため、弁護士に相談することが必要といえるでしょう。続いては、慰謝料と物的損害について説明します。

交通事故の損害と請求

交通事故に遭った場合、さまざまな損害を受けることになってきます。この損害は、本来は起きるべきものではなく、加害者がいたからこそ発生したものといえるでしょう。そこで、請求することになってきます。実際に交通事故ということを考えた場合、元の状態に戻してほしいというのが一番の目的になってくるはずです。日本の法律ということで考えた場合には、これを金銭として賠償するということになります。妥当な金額になるかどうかが大きな問題となりますが、いったいどんなかたちで請求することができるのか、その内容に至るまで考えておかなければいけません。

交通事故実際にさまざまなかたちで請求することができるものがあります。その形も意外と多くなりますが、把握していなければ請求することができないでしょう。保険会社との示談ということでは、損をするということも出てきます。そうならないように、弁護士に相談するとしても、把握しておくことが必要です。知識を持っていれば、弁護士との話し合いの場であっても、内容を理解することができるでしょう。

交通事故に関する損害賠償には、決められた4つのかたちもあります。積極損害と消極損害慰謝料と物的損害があります。それぞれの意味を知るということが、身を守り、正しい補償を請求することにもつながっていくことになるのは間違いありません。4つの合計が損害賠償となっていくことになりますので、情報としても知っておくことが必要でしょう。その参考にしていただければ幸いです。