積極損害と消極損害


交通事故で被害者側が請求できるものとして、いろいろなかたちがありますが、物損事故では慰謝料の請求はできません。壊れたものしか補償されないということです。物損事故であっても、人がけがをしているという時には、人身事故に切り替えなければいけません。

損害賠償請求損害賠償請求としては、4つのかたちに分けることができますが、その中でも重要になってくるのが積極損害と消極損害です。積極損害は、交通事故ということによって、直接的に問題となったことを指します。治療費がその最たるものですが、交通事故ということによって怪我をしたため発生した損害です。通院交通費ということもありますし、亡くなってしまわれたときには葬祭費用ということも含まれることになるでしょう。少し観点が異なりますが、車いすを購入しなければならないということが起きれば、これも積極損害です。

消極損害は、交通事故に遭うことがなかった場合には、その利益を得られたというものを指しています。交通事故に遭い、仕事を休むことになった場合、その分の給料を手にすることができないでしょう。これは間接的な損害であり、消極損害ということになります。休業損害のほかにも、交通事故で後遺障害になってしまい、働くことができずに収入が減少してしまった物もさします。これを遺失利益と呼びますが、計算も細かくなっていくため、弁護士に相談することが必要といえるでしょう。続いては、慰謝料と物的損害について説明します。